課題
●日々様々な営業のお話しがあるが、便利なシステムは多いものの利用料がかかるのが一般的
●緊急対応の多い消防設備士の過酷な働き方を変えたい
決め手
●「点検後の業務はスマテンが代行」「導入費は無料」で導入しない理由がなかった
●建物オーナー様の対応を全てスマテンに一任でき、点検と点検結果の報告のみを行うシンプルなシステムに魅力を感じた
効果
●作業の効率化に貢献
●「業界を変えたい」という同じ志を持つ企業と働くことができている
1982年に創業、京都府京都市にオフィスを構え、消防設備点検・工事や電気工事など幅広く手掛けるカイフ設備サービス株式会社、海部様にお話しを伺いました。
ースマテンUPを導入したきっかけを教えてください。
日々、多くの企業からシステムのご紹介をいただく中で、スマテンのサービスについては初めて導入してみたいという気持ちになりました。
通常、企業のサービスには利用料がかかりますが、スマテンは「スマテンUPというアプリを利用して新規案件の点検をお願いしたい。もちろん点検費用はお支払いするうえ、導入費は無料です」と、点検者に対してプラスにしかならないお話しをしてくれました。
新規の案件をいただけることや、サービス導入費が無料なことはもちろん有難いですし、更には「建物オーナー様の対応や報告書の確認、消防署への届け出は全てスマテンが行う」と聞き、導入しない理由がありませんでした。
ースマテン導入後の効果を教えてください。
点検者と建物オーナー様の間にスマテンが入り、業務を振り分けてくださることが一番有難いですし、消防設備士の為に良い環境を作ってくれていると思います。
通常の点検業務以外に、緊急対応の依頼が入ることも多い消防設備業界ですが、夜間や他の現場で対応が難しい場合もあります。その点、スマテンは現場情報を共有後に案件を受けるか確認してくれ、緊急案件もまずはスマテンが一次対応を行ってくれるので大変助かっています。
スマテンUPのシステムについては、新規点検の情報を打ち込めば、2回目以降の点検は操作が少なく点検報告まで素早く完了できます。
また、点検開始ボタンがあるので点検前にボタンを押すことで、電話せずに現場到着の報告ができ、作業の効率化になります。
この様に、点検者は点検の報告も素早く当日中に行うことができ、建物オーナー様にも安心していただけるので、画期的なシステムだと思います。
ー今後の消防業界をどのように変えていきたいですか?
弊社は平成元年から「消防設備士協会」に所属しており、12年前から総会にも出席しています。そこで出会った業界の方々と情報交換を行うようになり、「消防設備のブラックボックス化」について声を上げるべきという話題がよく出ます。
例えば消火器は製造から10年が経過すると、耐圧性能点検が義務づけられていますが、10年経ったら消火器ごと交換した方が安く、今やほとんどのメーカーで「耐圧性能点検」を行いません。
このことからも消火器の機能点検・放出点検の制度、また煙感知器の感度試験の制度に関しては無駄が多く、見直しが必要だと思っています。
私たち点検者が声を上げることで、消防業界の法律が見直されていけばいいなと思います。
ー最後に、スマテンに期待することはありますか?
スマテンはDXの波と業界のアナログなところに注目し「消防設備業界のIT化」という難しい目標に向かって進んで来ました。そしてこれからも影響力が上がり、大きな会社として成長していくと感じています。
以前、スマテンの取締役の方が「消防設備業界をより良くし、建物の安心安全を守ることが私の使命です」と仰っていました。
私も同じように思っており、同じ使命感をもっている会社に出会えたことが嬉しいです。今後さらにスマテンが飛躍することに期待していますし、私たち点検者も新しい知識を積み、協力して消防業界を変えていきたいと思います。